ミャンマー
信仰と伝統が人々の暮らしに息づく国
 壮麗な仏教寺院や美しい自然の景観を誇る、神秘的で魅惑的な国、ミャンマー。
ミャンマー(旧ビルマ)は、インド、バングラデシュ、中国、ラオス、タイと国境を接する東南アジアの国であり、大きく分けると8つの民族、少数民族を合わせると100以上もの民族が存在すると言われている。
弊社の「MyanmarCAD」が存する国内最大の都市ヤンゴンには、黄金色に輝く仏塔、「シュエダゴン
パゴダ」がそびえ立ち、緑あふれる公園や美しい湖、活気あるマーケットが数多く点在する。近年、外国企業の進出も増え、急速に経済成長を遂げている。
ロンジー
伝統的な民族衣装「ロンジー」は、長さ約2mの筒状の布を腰に巻きつけて着る衣服。男性も女性も着用し、足元はサンダルが一般的なスタイル。正装として扱われるため、公共の場でも通用します。
ロンジーとは、伝統的な巻きスカートの総称のことで、男性用のロンジーを「パソー」、女性用を「タメイン」と言う。「パソー」は結び目を腰の前に置き、伝統的な襟のない服や、洋服と合わせて着る。「タメイン」は結び目を腰の横に置き、上着は主に体にフィットしたものを着用するため、オーダーメイドすることも多々ある。暑い時には涼しく、寒い時には温かいため、一年中着ることができる。
男性はチェック柄が多く、女性はビビットな原色、花柄、水玉などカラフルで多様。上下の組み合わせも、同じ柄で統一することもあれば、ロンジーの中で使われている色と同じ色の服を着ることも。

写真は、弊社社員(新婦)の結婚式。参列者の社員もロンジーを着ている。結婚式のような正式な場だけでなく、出勤時に着用する社員も多く、普段着としても今もなお親しまれている。
ミャンマーの結婚式
 135種の民族が暮らすミャンマー。各民族独自の結婚式もありますが、全国共通のスタイルはビルマ族の結婚式です。ミャンマー語では「ミンガラーザウン」と言います。地方では伝統的な結婚式が行われていますが、ヤンゴンのような都会の結婚式は、伝統的かつ現代的になってきています。
 結婚式の衣装はお揃いの色で、花嫁が色を選びます。特に金色、白、ピンクなどが多いです。花嫁は髪に宝石と花を着飾ります。ウェディングドレスを着て写真を撮影することもあります
バガン
ミャンマー中部地方 マンダレーに位置する「バガン遺跡」は世界三大仏教遺跡のひとつであり、ミャンマー仏教の聖地です。史跡・文化財が多数現存し、多くの観光客が訪れています。
様々な方法で遺跡観光を楽しめるバガン。仏塔や仏像、寺院などで知られており、熱気球による遊覧飛行や、「E-bike」という電力自転車をレンタルし、自由に移動して様々なパゴダ(仏塔)を見学することができる。また、かつてこの地方の交通手段であった馬車に乗りながら観光することもできる。
バガンは漆器などの工芸品も盛んで、工房見学も可能。仏塔の中の店で、漆器や砂絵、絵画を土産として購入することができる。工芸品を見るだけでなく、手の甲などに絵の具で模様を描くボディペイントも楽しめる。
バガンでは、消えつつあるミャンマーの村文化が見られる事も、魅力のひとつ。例えば、ミャンマー伝統のお酒と言われる「ヤシ酒」(ヤシの木の樹液)を、木の上に建つ家で飲むことができる。 バガンでの食事は、一人当たり3000チャット(約300円)で、この地方の美味しい料理が食べ放題という店もある。
バガンの美しい景色と、良好なアクセス
 バガンの夜明けや夕日の景色は人気があり、海外でも有名です。熱気球や仏塔の上から夕日を眺めたり、エーヤワディ川を豪華客船でクルーズして中部地方の景色を眺めることもバガンの楽しみです。川沿いにあるバガンは、車・バス・飛行機・船でアクセスできます。宿泊費も安いため、何度も訪れたくなる人気No.1の観光地です。
 バガンはまだ世界遺産ではありませんが、ミャンマーの文化と自然を堪能できる場所として毎年観光客が増えつつあります。