シート乾燥剤 パルクエース
吸湿性フィルムや精密機器の防湿
ネオドライヤーで培った技術やノウハウを生かし、生石灰を板状にしたシート状乾燥剤です。パルクエースは生石灰系でありながら粉状にならないこと、水と直接接触しても発熱しにくい等の特徴を持ち、粉塵の発生を大幅に抑えた安全性、機能性を備えた乾燥剤です。
ネオドライヤーで培った技術やノウハウを生かし、生石灰を板状にしたシート状乾燥剤です。パルクエースは生石灰系でありながら粉状にならないこと、水と直接接触しても発熱しにくい等の特徴を持ち、粉塵の発生を大幅に抑えた安全性、機能性を備えた乾燥剤です。
パルクエースの特徴
(1)吸湿は下記反応により進みます。
CaO + H2O → Ca(OH)2
従って、湿度に関係なく低湿度でも吸湿能力は一定です
(2)吸湿後も粉化しません、また、急激な吸湿や水に接しても発熱しません(断熱状態では発熱します)。
(3)パルクエースはほこり立ちも少く、クリーンな状態を保ちます。
粉塵テスト方法:6gの乾燥剤を10号チャック袋に入れ、60秒間激しく振り、直ちにパーティクルカウンターで粒子を測定
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粉塵濃度(累計個/ft3) |
0.3μ |
1μ |
5μ |
パルクエース |
5,000 |
2,000 |
500 |
シリカゲル |
1,000,000 |
335,000 |
35,000 |
■作業性良好
作業時間が少々長く、乾燥剤が大気中に暴露されても吸湿能力に影響を及ぼしません。
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吸湿率 at25℃×90%RH(wt%) |
暴露時間 |
15分 |
30分 |
60分 |
12分 |
吸湿率 |
0.02 |
0.03 |
0.04 |
0.07 |
■形状
・リングパルクエース151E フィルムで個包装しています。
・外径151×内径82×厚さ1mm。
・パルクエースは吸湿にともない膨潤します、横幅が個包装袋一杯になった時が吸湿完了の目安です。クラックが入る場合がありますが折れたり粉立ちはありません。
■原材料
・酸化カルシウム/熱可塑性樹脂
パルクエースの用途
吸湿性フィルムの防湿 / 感光性樹脂の吸湿防止 / 精密機器・光学機器の吸湿防止
パルクエースの能力
■吸湿性能
(1)平衡吸湿量(g/100g)
相対温度 |
パルクエース |
生石灰 |
シリカゲル |
塩化カルシウム系 |
10% |
24 |
29 |
5 |
- |
20% |
24 |
29 |
10 |
10 |
30% |
25 |
29 |
15 |
- |
40% |
25 |
29 |
24 |
25 |
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弊社測定 |
出典: 食品包装事典 |
弊社測定 |
・乾燥剤を必要とする商品はRH30%以下に在ることが望ましい状態です。
・低湿度で高吸湿性を示します。
(2)商品袋内を低湿度に維持します。
乾燥剤表面が常に湿分零である為、パルクエースは高湿度時でも商品を恒に低湿度に維持します。
下図はOPP/CPP袋内の湿度です。
袋内温度(袋-1:OPP50μバーコード、170×270mm)
(袋-2:OPP/CPP20/40μ、140×240m )
雰囲気:25℃×90%RH 乾燥剤量:6g(塩カル系:2.7g)
(3)吸湿速度
・吸湿速度は下図の通り穏やかです
・低湿度でも着実に吸湿します
■安全性
・個包装フィルムはOP/CPです、印刷は中間層にしていますので油や水で滲むことはありません。
・酸化カルシウムの安全データ
官報公示整理番号 (1)-189
急性毒性 口経ラット♂ LD50>5000mg/kg
皮膚腐食性 炎症を起こすことがある
・熱可塑性樹脂の安全データ
官報公示整理番号 (6)-6
危険性・有害性:可燃性個体、常態では特に危険性・有害性を示すデータは在りません
注意事項など
・使用中や使用後に個包装袋を破らないで下さい、廃棄方法は焼却を推奨します。
・口や目に入れたりはしないで下さい。
・もし、破れて素手で触れた場合は手を速やかに水洗いして下さい。