矢橋グループが掲げる経営理念 ― それは、「人間探求」です。
企業とは、社会の公器であり、同時に「人」という最小単位によって支えられています。
それは企業自体は勿論、お客様や企業が属する社会全体も同様です。
だからこそ私たちは、人を知り、人間を探求することで、どのように「人」に貢献できるかを考え続ける企業体でありたいと考えています。
この理念は、中山道・赤坂宿で400年にわたり暮らしてきた矢橋家の三つの家訓に端を発します。
「隠徳を積め」
人知れず他人のために、あるいは社会のために働くこと
「商売に頼るな」
物質的な豊かさよりも心に重きを置くことを優先し、いたずらに金銭や商売に頼らず人様からの信用を大切にすること。
「書画骨董に親しめ」
優れた書画、工芸品などに接することで、時代を越えて人々を感動させることが出来るものを創造する人間の可能性の偉大さを知ること。
これらは、営利追求に偏らず、人としての徳を磨き、他者と共に生きることの大切さを説いています。
そしてその根底には、「人間を深く見つめる眼差し」が宿っており、現代の矢橋グループにも、この精神は脈々と息づいています。
私たちは、社員一人ひとりの個性と能力を尊重し、その力を結集して、人々の幸福で物心共に豊かな暮らしに貢献するものづくりに取り組んでいます。
そして得られた利潤は、社会に還元することを責務としています。
さらに、私たちはグローバルな社会の一員として、多文化共生の実践にも力を注いでいます。
矢橋グループには日本、ベトナム、ミャンマー、中国、モンゴルなどアジアを中心とした様々な国籍の社員が在籍しており、互いの文化や価値観を学び合い、理解し合いながら、矢橋の一員として一丸となり、新たな価値の創造に挑んでいます。
多様な文化が共生する中で生まれる製品やサービスをお客様や社会にお届けすることを通じて、私たち自身も「心豊かな人生」を送ることに繋がると信じております。
これからも事業を問わず、「人間探求」の理念を心に刻み、人間第一主義を貫き、社員一同力を合わせ、社会の役に立つものづくりに邁進してまいります。