多文化共生館 SAXIA(サクシア)
矢橋グループが目指す多文化共生を
体現する「サクシア」

矢橋グループのモットーである「お客様の満足」と「人間探求」の精神に基づき、SAXIA のサービスは、 お客様だけでなく自社の従業員にも提供できるように心がけています。敷地内には、食の楽しさや心地よい 時間、新しい発見、人と人とのつながりなど、さまざまな価値が詰まっています。

矢橋グループでは、ベトナム、ミャンマー、中国、モンゴルなど、アジア各国から来た多様な仲間 たちと共に働いています。 私たちは、アジアの仲間として手を取り合い、物心ともに豊かになっていくことを目指してきました。 異なる文化や背景を持つ人々と共に働くことで、私たちはグローバルな常識や多様な価値観を 学び、共に成長することの大切さを実感しています。多文化共生とは、ただ「理解すること」ではなく、「感じ合うこと」だと私たちは考えます。 特に「食」は、その文化に根ざした日常の一部であり、感性を通して共感を生む力を持っています。 かつてベトナムで働いた日本人社員たちは、最初は慣れない味に戸惑いながらも、毎日の食事 を通してその美味しさに気づき、やがて「ふるさとの味」と感じるようになりました。 味覚を通じた共感は、仕事だけでは築けない深い信頼やつながりを生んでくれました。このような体験から生まれたのが、私たちの社員食堂「SAXIA」です。

社員一人ひとりの出身国の文化や食を尊重し、さまざまなローカルフードを通じて互いを知り、 共感し合う空間です。小さな会社だからこそできる、「同じ釜の飯を食べる」関係性。 それが、矢橋グループが目指す多文化共生のかたちであり、SAXIA はその象徴です。

SAXIA で提供する食事には、グリーンコート事業部で育てたお米や新鮮な野菜を使用します。農薬 を使わず、有機肥料のみで栽培された安心・安全な野菜。一般には出回らない珍しい品種もあり、 ここでしか味わえない料理を楽しめるかもしれません。SAXIA の食事は、すべて専属の社員が 手づくりしています。これは、ベトナムのグループ会社でも続けているスタイルで、「社員による、社員のための食堂」をSAXIA でも実現しています。

アジアを舞台に事業を行う矢橋グループには、さまざまな国出身の社員がいます。事業を通して 社会貢献し、ともに豊かになるために。そして、仲間への相互理解を深め、各国の素敵な文化を発信する場所として、ギャラリースペースで多国籍な展示を行います。各国の「食にまつわる器」の常設展示の他、企画展も開催。展示スペースには、日本の文化を伝える本格和室も隣接しています。

SAXIAは、「同じ釜の飯を食べて多文化共生を体感できる」場所。社員一人ひとりの出身国の食文化を大切にし、相互理解を深める社員食堂を目指しています。また、人々の交流の場として、社員とその家族が一堂に会する矢橋グループ恒例の「家族会」を開催したり、さまざまなイベントなどで多目的に活用し、地域の多文化交流の中心となる場づくりを行います。