矢橋工房
暮らしのうつわとして使うことで輝きが増す『生活芸術』

漆工芸は東洋独特の工芸技術であり、中でも日本の漆工芸は世界的に高く評価されてきました。「JAPAN」は漆器という意味を持ち、漆工芸は日本を象徴する匠の精華です。漆器は長年お使いいただくことで、美しい光沢が生まれ、味わい深いものになります。使い手が暮らしの中で育てていく器を取り入れて、心豊かな暮らしを。
■商品カタログをお送りしますので、お気軽にお問い合わせください。
■南青山ショールーム「SUPER ZERO Lab」
https://superzerolab.asanen.co.jp
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根来塗りとは、今から700年前に和歌山県の根来寺で僧侶たちが自分の使う器を自ら作っていたのが起源であるといわれています。 古い根来は使われる事によって、表面の朱漆が剥げ、それが模様のように見えたりします。 日本人は使われて時代を経た姿を雅美として珍重してきました。 また、近年では明治以降の根来塗りは、剥げた部分を模様ととらえて盛んに作られたようです。現代では、朱漆の下から黒漆が磨れて模様になっているものを根来塗りと呼ばれるようになってしまいました。矢橋工房で製作している根来は、使われて時代を経た美しさを表現する事で古い根来を再現しております。矢橋工房では、この時代を経た美しさを時代根来という商品にいたしました。

1967年、滋賀県長浜市余呉町に750ヘクタールの広葉樹山林を取得し、チップ工場を建設。伐採した木材は、製紙用チップとして出荷していました。1990年、豊かな森の恵みをより活かすため「矢橋工房」を設立。伐採された良質な木材は大切に保管され、現在も家具や漆器の素材として使い、家具や漆器となって暮らしに溶け込んでいます。

漆器は数多くの工程と時間をかけて、職人の手で一つずつ丁寧につくられています。
木地作り:滋賀県長浜市余呉町などの社有林から伐採した木を何年もかけて整え、上質な材料をつくります。
外側挽き:充分に乾燥させた木材をろくろで一つ一つ削り出し、細かな部分は全て手作業で仕上げます。
内側挽き:こうして漆器の素材は自社で作られ、職人の手によって形作られていきます。

下地塗り・布張り:木地ができたら、職人が丁寧に漆を塗り始めます。最初に木地を強化する「木固め」を行い、漆を塗り、乾く前に拭取り、乾燥。
中塗り:この工程を十回以上、物によっては四十回も繰り返します。季節や天候によって漆の乾き方が違うので、品質を一定に保つ為、温度・湿度を管理します。
上塗り:作業はさらに続き、商品によって様々な作業を施し、およそ3ヶ月かけて、漆器は出来上がります。

暮らしのうつわとして使うことで輝きが増す『生活芸術』をお楽しみください。自分の気に入った美しいものに囲まれて暮らすことは究極の贅沢であり、我々の理想である『心豊かな暮らし』であると思います。同じ器を食器や花器、または茶道具として。あなたの感性で取り合わせ、『生活芸術』として矢橋工房のうるしの器をお使いください。