AGROFORESTRY
人と自然がいつまでも、共に豊かに暮らせるように

風光明媚な美しい地で、できるだけ自然に配慮した方法で。地域の担い手として、持続可能な農業に取り組んでいます。作っているのは、地域特産のお米、いちじく(蓬莱柿)、はちみつ、えごまオイル、さまざまな野菜など。日本の美しい原風景が残る余呉町(滋賀県長浜市)と、赤坂町(岐阜県大垣市)で、栽培期間中に農薬不使用・有機肥料で育てています。収穫した作物は、カフェ併設のお米や野菜の直売所 『VEGETABLE SHOP 余呉農園』(岐阜県不破郡垂井町表佐410-1)にて、土・日曜日(10〜16時)に販売しています。
■営業日は収穫状況等により変動する場合がありますので、Facebookをご確認ください。
https://www.facebook.com/YogoNouen ︎
■︎お米やジャムなどの製品は楽天ショップでもお買い求めいただけます。
https://www.rakuten.co.jp/yabashi/
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滋賀県の北東部、岐阜県との県境に連なる伊吹山地に、余呉の山があります。その四季はしなやかに移ろい、時に厳格なほどに美しい表情を見せてくれます。私たちは、この豊かな自然の中で、長きにわたり仕事をさせていただいてきました。かつては林業を、そして今は農業を。恵みを生かす仕事から、創造する仕事へと歩みを進めています。これからもこの地と共に生き、共にあり続けたいと願っています。

1967年、滋賀県長浜市余呉町に750ヘクタールの広葉樹山林を取得し、チップ工場を建設。伐採した木材は、製紙用チップとして出荷していました。1990年、豊かな森の恵みをより活かすため「矢橋工房」を設立。伐採された良質な木材は大切に保管され、現在も家具や漆器の素材として使われています。2009年には伐採事業を終了し、工場から農場へ転換。「AGROFORESTRY(アグロフォレストリー)」事業として余呉農園をスタートしました。矢橋は今、地域に根ざしながら、失われかけた名物の復活と再発見に取り組んでいます。自然と共にある暮らしを、これからも未来へつないでいきます。

私たちは、地域の特産品とは、その土地に暮らす人々にとって“昔懐かしい、育った頃の原風景を思い出すような味”だと考えています。その土地の気候や風土に合った旬の農産物には、他にはない自然で豊潤なおいしさがあります。だからこそ、私たちは自然と向き合い、その恵みを丁寧に受けとめながら、地域の魅力が詰まった本物の味をお届けしたいと思っています。一年に一度、旬の季節にしか出会えない、その土地ならではの味。それはきっと、時代を越えて愛される“真の豊かさ”につながっていると信じています。

農業を行っている地域では、人口減少と高齢化が進み、後継者不足などによって、耕作放棄地が増加しています。事業をスタートした2011年に11,894㎡だった耕作地は、2025年には92,144㎡と約8倍に増加。余呉農園では、耕作放棄地の集約化を進め、近江余呉米こしひかりの栽培を行い、品質向上と収穫量増加を目指し、農地の保全と地域の活性化に繋がる活動を進めています。

2022年9月「余呉エゴマ生産組合」を設立し、弊社を含め法人3社・個人組合員9名で運営しています。エゴマ油加工場の整備と設備導入を行い、エゴマ栽培から加工、販売まで一貫した流れを有した6次産業化を進めてきました。今後も耕作放棄地を有効活用し、お米やエゴマ、個性的で貴重な野菜等の栽培に取り組むとともに、地域特産品づくりと地域の方々の健康づくりと働きがい、そして雇用創出や文化振興・産品販促に向け、行政および地域の方々と共に取り組み、地域の活性化と貢献に繋げて参ります。