文化
韓国の秋を代表する名節 秋夕
豊かな実りを与えてくれた先祖に感謝する日
秋夕(チュソク)は旧暦の8月15日のことで、豊かな実りを与えてくれた先祖に感謝する日です。旧暦なのでその年によって日が異なります。秋夕の早朝には、その年に収穫されたもので作ったお酒やご飯、松餅(ソンピョン)などを供えて、先祖への感謝を表す茶礼(チャレ:特別な供物膳を並べる儀式)を行います。その後、お供え物を下げて家族みんなでいただきます。茶礼が終わると先祖のお墓を訪れ、伐草(ポルチョ:草取り)を行います。そして、綺麗になったお墓を囲むように親戚一同が並び、丁寧にお辞儀をします。夜には満月を見ながら、カンガンスルレなどの民族踊りを楽しみます。代表的な食べ物である松餅は、うるち米の粉を水で練った生地に、小豆や栗、すりゴマと砂糖を混ぜたものなどを包み、松葉を敷いた蒸し器で作るお餅です。韓国では、この松餅をきれいな形に作れれば、独身女性は結婚相手に恵まれ、妊娠している女性は可愛い赤ちゃんが生まれるとも言われています。韓国に行くならこの時期はほとんどの店が休みとなるため、避けた方が良いと言われていますが、この時期だからこそ楽しめることも様々です。街では華やかな伝統衣装を着ている人が見られたり、民俗村や古宮などでは様々な秋夕のイベントが催されたりします。