文化
ミャンマーの伝統衣装ロンジー
日常的に着るミャンマーの伝統的な巻きスカート
ミャンマーでは正装としてはもちろんのこと、日常的にもロンジーが着られています。ロンジーは長さ約2mの円柱形の服で、腰に巻きつけて着用します。暑いときには涼しく、寒いときには温かいため一年中着られ、男女共に足元はサンダルを合わせるのが一般的です。ロンジーという単語はマレー人男性のサロン(腰布)に由来し、ミャンマーでは巻スカートの総称です。男性用はパソーと呼ばれチェック柄が多く、女性用はタメインといわれ、原色や花柄模様が施されたものが多いです。1800年代後半までは、男性の膨らんだタウンシェーパソーや、女性の後ろの生地が長いタイメテェイン(旧タメイン)が主流でした。しかしイギリス植民地時代、南部や都会を中心に、より着やすいマレーやインド由来のスタイルが人気を集め、現在のロンジーへと代わっていきました。王族やそのメイドたちは、金銀や宝石のついた高価なものを着たと言われています。一枚の布に描かれたバラエティ豊かな模様は、それぞれの地域や民族が持つ強い誇りと、豊かな個性をそのまま映し出しています。