矢橋の家の建築実例 匠 | 岐阜大垣名古屋の工務店は矢橋林業
建築実例
民藝を愛でる、あじわい深い家
岐阜県大垣市 H様邸
設計:早川正夫建築設計事務所
旅行好きで、さまざまな国の愛らしい民芸雑貨を暮らしに取り入れていらっしゃるH様。 随所に飾られ、使われている民芸品のほとんどは、旅行先で見つけてきたもの。 リビングの大きなギャッベ(ペルシャ絨毯)は、イランからご主人が抱きかかえて持ち帰ってきたそうです。   海外の民芸文化のみならず、漆喰壁や土間など、日本家屋の伝統的な工法や暮らしも取り入れられています。 できるだけ自然素材を用いて暮らしたいというご家族の思いを実現した木造平家は、ゆったりとした間取り。 広々とした庭からは心地よい風が吹き抜け、居心地の良い時間が流れます。 室内では、大きな観葉植物や、庭の草花など、さまざまな植物が暮らしを彩っています。 最近は、畑で無農薬の野菜作りも始めたと言う奥さま。自然を愛し、日々の暮らしを大切にしていらっしゃいます。 さまざまなところにご家族のこだわりを感じるH様邸は、飾られているものひとつひとつに物語を感じるようです。 自然や好きなものを愛で、心豊かに暮らしを楽しむ様子が伝わってきました。
文化が薫るまちで、穏やかに暮らす
愛知県半田市 N様邸
設計:早川正夫建築設計事務所
 運河に沿って立ち並ぶ、黒板囲いの蔵が印象的な半田市。江戸 時代から明治にかけての文化が薫る蔵のまちの一角に、N様邸があ る。名古屋での勤めを終え、受け継いだ半田の地で住居を建て替 えられた。「ずっとマンション暮らしでしたが、無垢材と漆喰壁 の家は空気がとても気持ちいい」とご主人。初めて持つ庭の手入 れや、囲炉裏を囲む食事、ストーブに薪をくべるなど、夫婦で“手 をかけること”を楽しまれている。
 地域と住居の繋がりが、美しい街並みをつくり出す。外から は、どの角度から見ても美しく見える外観。中からは、どの窓か ら見ても美しい自然を眺められる。広々とした庭は四季折々の草 花が楽しめ、蔵隣の坪庭にはしっとりとした風情を醸し出す蹲が ある。古くから大切にされてきた普段使いの蔵は、外観はそのま まに、新たに入り口部分を住居と繋げ、深みのある空間へと生ま れ変わった。御茶の世界の美意識が大好きという奥様。美しいも のを愛で、歴史あるものを大切にし、暮らしへ取り入れる。丁寧 に暮らす夫妻の穏やかな人柄が伝わってくる。
壮大な庭園を愛で 癒される暮らし
愛知県名古屋市 M様邸
設計:早川正夫建築設計事務所
 名古屋市の閑静な住宅街に、悠然と佇むM様邸。庭に面して並ぶ和室の緑が目に留まる。それぞれの和室から視界に広がるのは、壮大な庭園だ。
 ハナミズキや椿、ツツジなど四季の移ろいに合わせて美しく姿を変える落葉樹や、彩りを添える常緑のタマリュウと芝生。庭に味わいと深みをもたらす苔むした縁石など、見どころが多い。雨に濡れた敷石がしっとりとした雰囲気を醸し出す。
 四季折々の自然を愉しまれるM様は、有機野菜を取り寄せて作るなど、食事にもこだわりが。平屋建ての住まいには和室が3室、キッチン、ゆったりとした廊下があり、コンパクトな動線で暮らすことができる。漆喰壁と無垢フローリングの質感も良く、住み心地も良い。
 日本書紀がお好きだというM様。歴史の講座や、美術館、博物館などに出かけ、熱心に歴史を学んでおり、最近はヨーロッパ史の本も読んでいるそうだ。和室から庭を眺め、好きな本を読むことが、M様の日常であり、至福のひと時だという。